とんがらしライブ・パンフレット弥々*とはず語り ~ つれもていこら つれもてきこら ~ 時:平成19年10月26日(金)16時開演 於:古座川町平井区民館 1 『 母 』 原作:田中敬子 脚本:松山善三 東北のある山村を舞台に繰り広げられる物語。 母とは、妻とは、そして女とはなにか・・・家族とは・・・ 不慮の事故で全身不随になった夫を看病する為に 母は5人の幼い子供達の母であることをやめる、と宣言します。 人一倍、我が子を愛した母の突然の宣言に、子供達はとまどい呆然とするばかり・・・ それでも子供達は、時に母を激しく憎みながらも 共に助け合って成長していくのです。 そうして28年間、子供を一切かまわず、ひたすら夫の命を守った母は 夫の一周忌をすませると、驚くべき行動に出ました。 さて・・・それは一体・・・ 『自由は、心の中にあるもんなんだなぁ・・・』とは、母の言葉・・・ この言葉が、子供を産み、夫を支え、家族を愛したひとりの女性の全てです。 世間の常識に縛られる事なく、自分の信じるままに 自由に明るく奔放に生きた母の人生・・・ どうぞ、ご一緒に心寄せてくださいませ。 【解説】-藤本 潔- いつの時代でも、父・母の姿を見て子は育つと言われています。 幼い日の父母とのふれあいは、その子の人生に大きな影響を投げかけます。 ところが今は、家族の崩壊が叫ばれ、心の絆が断ち切られ、失われようとしています。 このお話は、そんな時代に掘り起こされた実話です。 それはまず、作文の募集から始まりました。全国から寄せられた応募手記は1088点。 そこには数々の父母の物語がありました。 その中から「母」の部で最優秀作品に選ばれたのが、田中敬子さんの作文でした。 その作文を原案に、松山善三氏が脚本を手がけ、自らメガホンをとり 映画『母』は完成したのです。 木下恵介監督作品『父』とのカップリング公開となった『母』は、まさに 家族の絆が薄れていくような時代の要請から、誕生した作品でもあります。 【演出ノートから】 -松山善三- 「今日から私は、お前たちのお母ちゃをやめる」と宣言して生きる母。 とんでもないお母さんがいたもんだ・・・だが、これは実話である。 子供の目から見れば「許せない、憎らしい母」だが、母は自分勝手に生きたわけではない。 世間の常識や義理に縛られる事なく、それでいて人間らしく、この母は、生きたんだと思う。 ほんとは苦しい事だが、それは楽しいことでもあり・・・ 2 『 郷愁 』 作:平○○文(七○診療所 医師) この度の語り公演の発起人である七○診療所の平○医師(通称:筍先生)が 長年、懇意にしている里のご夫妻を思って書き下ろした作品です。 古座川には、なんとつつましやかな暮らしをされてる方が多いことか・・・ 柚子の里、山蒼く水清いこの里で、語れることを嬉しく思いながら・・・ この作品を、神無月に浄土へと旅立たれた“花子さん”へと捧げます。 『 弥々*とはず語り 』 ~ つれもていこら つれもてきこら ~ 時:平成19年10月27日(土)13時開演 於:古座川町高池中央公民館 1 スヌークスさん一家 作:S.C.ブライアント(おはなし) 2 エパミナンダス 作:ハーコート・ウィリアムズ(おはなし) 3 注文の多い料理店 作:宮沢賢治(おはなし) 4 おやすみミミズク 作・絵:パット=ハッチンス(絵本) 5 あるはれたひに 作:木村祐一 絵:あべ弘士(絵本) 6 おそざきのレオ 作:ロバート・クラウス 絵:ホセ・アルエゴ(絵本) 「こざがわ」 “そら は あおい! くうき が すんでいるから” “やま も あおい! おおぞら うつしているから” “みず は いろさえ ない! いま うまれたてだから” “そして・・・” “こころ は かるい!” “みらい を ゆめ みているから” 【画:とはずおかかえアーティストmac玉】 とんがらしライブの詳細はこちらをご照覧下せーまし! |